大阪モノレールからのご案内

平成26年10月28日に発生しました輸送障害および再発防止策について(お詫びとご報告)一覧へ戻る

2014年12月26日

 平成26年10月28日(火)早朝に発生した、弊社モノレール車両による工事作業用脚立の巻き込みによる輸送障害に伴い、始発より長時間にわたり弊社モノレールの運休およびダイヤ乱れが生じ、多くのお客さまに多大なご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。
 今後は、次のとおり再発防止に取り組み、社員一同、輸送の安全確保に努めてまいります。宜しくご理解のほどお願い申し上げます。

発生原因と再発防止策について
・平成26年10月28日(火)早朝に、回送列車の車両が、鋼軌道桁(一般鉄道のレールと橋桁を兼ね備えた構造物)塗装工事業者が撤去を出来ていなかったアルミ製脚立と接触し緊急停止しました。
・発生後、社員が直ちに現場に急行し巻き込み現場の脚立の残存物を回収し、復旧のため通電したところ、車体下部のパンタグラフ付近に残置していた脚立の一部を介して車体と鋼軌道桁に電流が流れ、一部の水平輪が加熱されゴムタイヤが溶損するに至りました。
・弊社といたしましては、再発防止に向けて、直ちに当社監督社員、請負業者の再教育を実施するとともに、工事開始前のミーティングでの作業手順、最終安全方法の確認を再検討し、①作業手順書の見直し  ②作業係員への教育訓練の徹底  ③作業用資機材管理の徹底 を行います。
・また、従来以上に工事区間の安全確認を徹底してまいります。
・今回の事例では、通電にあたり、車両の機器を操作するなどして、残された障害物の有無を点検しましたが、検知することができませんでした。
・モノレールは、大きな電流や障害物に強い構造をしておりますので、今回の事例は、極めて稀なことと思われます。しかしながら、今回この様な事例が起こったことを踏まえ、早期に障害物を確認できる方法等について検討してまいります。
 なお、今回は、お客さまが乗車されていない回送列車での事案でしたが、営業列車で発生した場合には、お客さまの救出を最優先とし、避難誘導を行います。

   
 【車両からの側方救出訓練の状況】 【車両からの側方救出訓練の状況】

 

 

車両および線路施設の損傷状況と修理について
                                                                                    (車両)

・ 発生当日に万博車両基地へ回送して調査したところ、複数の水平輪(ゴムタイヤ)に加熱による溶損が確認されました。

・ 翌日から車両整備工場で台車と車体を切り離して詳細調査を実施し、必要な部品交換、点検修理を行いました。特に水平輪については損傷したものだけでなく全ての水平輪を新品と取り換えました。

・ 11月15日の本線試運転で異常がないことを確認し、11月18日まで最終検査を行い、11月19日に営業に復帰させました。








   
【車両整備工場への入場】 【作業員による車両点検】

 

 (電車線)

・発生当日の点検では列車運行に支障しない軽微な傷は確認されましたが、万一に備え、同区間は徐行運転を実施するとともに、営業終了後の夜間作業で、全て新品に張り替えました。

 【作業員による電車線の点検】

 
 (鋼軌道桁)
・発生直後の点検では問題となる異常はなく、翌日夜間に作業車両を使用して詳細に点検した結果、線路施設として健全な状態であることを確認いたしました。
・塗装表面の微細な傷や加熱した水平輪のゴムの付着は、その後の夜間工事で修復が完了しています。

 



運行・案内情報の提供について
今回の輸送障害では、運行状況等のご案内が遅れ、大変ご迷惑をおかけいたしました。
お客さまへの情報提供のあり方については兼ねてから課題として認識しており、運行状況などの情報提供を迅速確実に行えるよう下記の取り組みを行っています。

 

各駅のホームやコンコースに案内モニターの設置を進めております。(案内内容:列車の運行状況、輸送障害の理由、他社線への振替、復旧の目途など)

駅の案内放送についても、情報をタイムリーかつ確実に伝えられるよう、施設の改修業務を行っております。(管理駅から全駅ホーム・コンコースへの一斉放送設備の整備)

お客さまに対し適切なご案内が出来るよう、駅係員の教育・訓練を徹底するとともに、駅係員が適切に情報を入手できるよう情報端末機器を配備してまいります。(タブレット端末、携帯無線機など)

【千里中央駅改札前の案内モニター】

 

 
早期復旧および振替輸送・代替輸送について
早期復旧
今回の経過を踏まえ、事故発生場所と事故内容が把握でき次第、速やかに事故区間と折返し運転可能区間を電気的に切り離し早期運転再開に努めます。

 
振替輸送代替輸送


事故や災害等で列車の運行に支障が出た場合、あらかじめお客さまが所持されている振替対象の乗車券(定期券、すでに改札を入場された乗車券等)で、当社線と接続する他の鉄道をご利用いただける振替輸送を行っておりますが、今後とも迅速に対応を図ってまいります。また代替輸送につきましても、他の公共交通機関に幅広く協力を依頼してまいります。

 

 




以上、平成26年10月28日の輸送障害の概要とその後の取組みについて、皆さまへの報告が大変遅くなり、ご心配をおかけし申し訳ございませんでした。
 今回の事案を契機に、これまでにも増して、列車の運行や輸送の安全について、重大な事案が発生した場合には、事案を的確に把握し、情報を社員で共有して、適切に安全な輸送を回復するとともに、お客さまに対し迅速な情報の提供に努めてまいります。
 今後ともお客さまの声に真摯に耳を傾けて、安心してご乗車いただけるよう、社員一同努力してまいります。

 

 

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