社員インタビュー
2029年のその先も見据え、
維持管理性に優れた延伸を。
- 砂原 一貴SUNAHARA KAZUKI
- 南伸事業室 / 2010年入社 都市工学科卒
- これまでの経歴
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- 技術部工務課
- 南伸事業室
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現在の仕事内容を教えてください。
- 2029年開業予定の門真市駅~(仮称)瓜生堂駅の延伸事業を担当する南伸事業室に所属し、関係機関協議や発注業務も含めた工事の施工管理を行っています。2021年末現在は、瓜生堂車両基地整備工事およびPC軌道桁製作・架設工事に取り組んでいるところです。PC軌道桁というのは、モノレールが走行するコンクリート製のレールのこと。今回の延伸区間では582本のPC軌道桁を製作しますが、直線桁や曲線桁など1本1本が異なるので、すべてがオーダーメイドです。そのため、まずはPC軌道桁を製作する工場の整備に向けて、関係者と協議を行っています。
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どんなときにやりがいを感じますか?
- 以前は、営業路線の点検や補修などを担当していたのですが、その際に気になっていたのが維持管理業務における利便性です。たとえば支間が22m以上のところでは、鋼軌道桁が採用されていて、箱桁内部の点検は側面に設けたマンホールから入らなければなりません。工作車と呼ばれる点検用車両の昇降式デッキからアクセスするのですが、マンホールが小さくて作業員が装着している安全帯などが引っかかってしまうのです。これらの構造物は30年以上前に作られたこともあって、「点検のしやすさ」が十分考慮されていないところがあります。この経験を活かして、今回の南伸事業では少しでも安全に作業できる構造物にしていければと考えています。鋼軌道桁のマンホールについては、構造物の所有者である大阪府に改善提案を行い、承認されました。これからの維持管理業務の利便性の向上に、少しでも役立てたのであればうれしいですね。
また、南伸事業については周囲の期待も大きいのでやりがいがありますね。延伸区間の周辺住民の方への説明会で、「完成が楽しみです」とお声がけいただくことも少なくありません。身が引き締まる想いです。
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「大阪モノレールならでは!」の魅力を
教えてください。 - 他のモノレール会社では業者に発注するPC軌道桁の調整作業も、大阪モノレールでは社員で行っています。たとえばモノレール走行時に軌道桁が揺れたりすると乗り心地が悪くなるので、ミリ単位別に作られたプレートを抜き差しして調整をします。なぜ自分たちでやるかというと、社内の若手社員に技術を継承していくため。それが活きたのが2018年の大阪北部地震のときです。緊急時ということもあり業者の確保がかなり難しかったのですが、自分たちで対応できたので無事に点検作業を終えることができました。他のモノレール会社の方からも「こういうときのために自社で調整作業する知識は必要なんだね」と言っていただけました。
全国各地のモノレール会社とのつながりが強いのも魅力だと思います。お互い困ったときには「こんな不具合が出たのですが、御社で事例はありませんか?」と電話やメール1本で情報共有し合えるくらい連携ができています。沖縄モノレールの延伸では、PC軌道桁の製作の施工管理を行っている会社に出向して、南伸事業に向けた経験を積ませていただきました。その他にも、現場見学会などに参加できる機会も多々あります。
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今後の目標を教えてください。
- これまで述べてきた通り、今後の維持管理を見据えた建設工事を進めていけたらと考えています。延伸工事はこれから本格化していくので、1級土木施工管理技士の資格取得などにも取り組んでスキルアップしていきたいと思います。
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1Day Schedule1日の流れ
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- 起床
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- 出社
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- 会議
- 南伸事業室会議・工事チームMTGにて、週間工程や工事進捗状況などの共有を行う。
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- 昼食
- 会社に配達されるお弁当や、家から持ってきたお弁当を食べます。
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- 施工管理
- 工事現場の進捗状況等の立会。
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- 会議
- 施工にあたり、近接構造物の所有者と施工方法等について関係機関協議を行う。
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- 退社
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- 帰宅
- 夕食を食べ、プロ野球中継を観戦する。
- わたしの休日
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土日祝は野球をしていることが多いです。友人たちと作った野球チームにも所属していますが、大阪モノレールの野球部とソフトボール部にも所属しています。ふだん関わらない部署の人とも交流できて楽しいですね。
メッセージMessage
現在取り組んでいる南伸事業は、まさに地図に残る大きな建設工事です。2023年から本格的にPC軌道桁の製作などが始まっていくので、これから入社される方も関わる機会があるかもしれません。また、直接南伸事業に関われなくても、技術部に配属されれば製作過程を知ることができ、今後の維持管理に役立つと思います。
就職活動では、思い通りに進まず不安になることもあると思います。そのときには、家族や友人に相談し、気持ちを切り替えて夢に向かってがんばってください。みなさんと一緒に、建設工事に携われるのを楽しみにしています。
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